アラフィフまでくると、何度も人生の選択に迫られることがありました。
けれど、そのほとんどを、私は勘で切り抜けてきた。
結論から言うと、ほとんど選択しない人生を過ごしてきたわけです。
そんな私は今、昔の自分が抱いていた自分の将来像にどの程度近づいているのか、または人生を大失敗しているのかを、今回のブログで振り返ってみたいと思います。
人生を選択しないとどうなるか?
人生を選択しないで生きてきたと言うと、いい加減な生き方をしてきたように聞こえるかもしれませんね。
けれど、この先どうしようかと迷ったときに、正直なところすべてが「勘」。
人生の大きな岐路では、どちらかと言うと勘より閃きに近かったかも。
人生の選択もそのターニングポイントも、ほとんどが「今はこれだ」と思ったときに行動に移しています。
なりゆき任せな人生だけど、ただ、いつも頭の片隅にあったのは、自分の将来像とそのときの世の中の動向を重ねて想像しておくこと。
そのために、日本だけでなく世界中の情報収集には、いつもアンテナを張っていました。
人生を選択しないで過ごした今の私は?
そして・・・
選択しない人生を送ってきた私は、今、どうなっているか?
今の私は、40代の頃までの仕事やそれ以降にやりたい職業、結婚や出産のタイミングなど、社会人になった頃に思い描いていた通りの人生を歩んでいます。
だから、「あれをやっておけば・・・」と言う後悔が、ほとんどありません。
一つだけ挙げるとすると、20代のときに思いついた海外留学ですね。
けれど、貯金と海外留学の予算を考えて、断念してしまいました。
留学に行くだけの貯金はしっかり貯まっていたのに、将来を不安に思ってやめてしまったんです。
でも、あの時思い立ったが吉日で行ってしまえば、私のことだから、その後もなんとかやり繰りしていただろうと思います。
これは、今でも私の大きな後悔の一つです。
ただ、この海外留学をしなかった後悔は、その後、子供が生まれ成長したときに、親子留学という形でしっかりと叶えることができました!
そして、今。
60代以降にやりたいと思っていることへ、一歩一歩着実に近づいている気がします。
選択しないのに人生がブレない理由は?
人生のほとんどを勘で生きてきたのに、20代の頃に描いていたとおりの将来の自分に近づいている理由。
それは、大まかな夢とターニングポイントが、いつも頭の中にあったからです。
とくに仕事については、「大きなターニングポイントは40歳頃に」と、なんとなく決めていました。
まずは、社会人にデビューした頃の収入が少ないときには、やりたい職業の中でもできるだけ条件がいいものを選んで、ガッツリ働く!
40代に入ったら、社会貢献できる仕事へ徐々にシフトしていく。
と言った感じですね。
それ以外は、あまり拘りがなかった気が・・・。
ただ、子供は絶対に欲しいと思っていたので、子育ての時期もザックリとイメージしていました。
人生のほとんどを選択しないのに、わりと自分が理想とする通りの人生を歩んできている私。肩の力を抜いている分、楽に生きてくることができたと思います。
けれど、この生き方が誰にでもマッチして、楽に人生を送れるとは限らないですね。
たとえば・・・
選択しない人生が合わないタイプは?
1.計画的に進めたい人
当然ですけど、物事を計画的に進めたい人には、間違いなく合わないですね。
計画性のある人は、はるか先の自分のゴールに向けて、タイムスタンプを細かく作っています。
資格を取る年齢、昇格する年齢、結婚する年齢、もしくは一生一人で生きていく選択など、計画上手な人はきちんと決めています。
そうした生き方を歩んでいる方には、私のように選択しない人生というのは人生を放棄しているくらいに映るかもしれません。
2.野望が大きい人
野望が大きい人も然り。
将来の夢がはっきりしていて大きい人ほど、計画を立てて人生を歩んでいます。
ありがたいことに、私はこれまでいろんな経営者の近くで仕事をさせていただいたのですが、会社のトップほど目標と計画をしっかり持って突き進んでいらっしゃいました。
さらには、それをいつも声に出す経営者もいれば、常にノートに書き続けている人も。
まだまだ設立したての小さな会社なのに「4年後には上場する!」と言い続け、本当に4年後に上場させた経営者もいましたよ。
頭の中で将来像をボンヤリとイメージしている私には、到底マネることができないですね。
私がうつ病にならないワケ
けれど私の場合は、人生を選択しない生き方だったからこそ、失敗しても精神的なダメージまで負うことがないのだと言えるのかも。
最近は、うつ病やそのままニートになってしまったと言う話をよく聞きますが、幸い私は起き上りこぼしのように何度も立ち上がってます。
かなりシビアな失敗もあって、あの時なんであんな決断をしたんだろうと後悔することも。
こんなに人生を軽く考えて生きているような私だけど、「ただいま、人生のどん底です・・・」という気持ちになったことが、これまでに全くないわけではないです。
そんなときでも、やっぱり頼りになるのは自分の閃き。
無理に何かを選択することなく、自然と次のステップにスライドしてきました。
まとめ
もしあなたが、いつも慎重に人生の選択を考えるのに後悔することが多いなら、いっそのこと選択しない人生を「選択する」のも一つかもしれないですね。
なりゆきに任せることで上手くいくことが、結構たくさんあります。
自分の勘が働いたものに身を任せてみると、もしかすると予想外に自分らしく幸せな生き方ができるかもしれないですよ。